Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

AM新作補填作業 PM県美術科研究会総会へ
先日、今夏発表する新作の写真撮影が終わり、今はその補填作業に入っています。撮影で写らない裏面にはまだ塗装がなく、それを全て終わらせないと個展には持っていけません。そこは個展でも鑑賞者の目につかない箇所ではあるのですが、個展が終了すれば、作品は長く保管することになるため、その木質の維持に防腐効果のある塗装を施す必要があります。搬入用に作品を梱包する前に、今もせっせと補填作業を継続して行なっているのです。今日の午前中は裏面塗装をやっていましたが、午後からは会議が予定されていて、私は小田原市まで出かけなければなりませんでした。先々週は横浜市の美術科研究会総会があり、元会長の私は最後の務めをしてきました。今日は神奈川県の公立中学校教育研究会美術科部会の総会があり、昨年の退職まで副会長を仰せつかっていた私は、ここにも顔を出したのでした。場所が「おだわら市民交流センターUMECO」で、横浜から行くと結構な距離になりましたが、神奈川県全域の美術科教諭にも会いたかったので、これが最後と思って出かけていきました。総会の中で感謝状を頂きましたが、たいした仕事もせずに所属だけしていた私がこんな大層なものを頂くのは、申し訳ない気持ちになりました。総会の中で面白かったのは記念講演会で、小田原市山北に住む木彫家の動画を交えたお話でした。彼はチェンソーアートと銘を打っていて、一本の大木からチェンソーで切り出す豪快な造形に、私はワクワクしていました。中学生と一緒に作り出した世界が楽しいなぁと感じました。造形することが何より好きな人を見ていると、私までも意欲が湧いてきます。実材に対峙するのはこうでなくっちゃいけないと思った一日でした。