Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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開港記念日はギャラリー&美術館へ…
今日は横浜港が開かれて163年目にあたる開港記念日です。横浜市立の学校は休日扱いになります。私は既に退職しているので関係ありませんが、横浜市民の一人として開港を祝おうと思っています。今日は東京銀座のギャラリーせいほうに出かけていき、来月の個展に向けた打合せを行ないました。個展は7月18日(月)の海の日から始まります。搬入はその前日の日曜日です。これが「発掘~崩層~」と「発掘~灰壁~」と新作の陶紋6点のお披露目になり、1年間制作に励んできた集大成になるのです。もうギャラリーせいほうでの個展は17回目を迎えますが、毎年新作で勝負しているので、その新鮮さが失われることがありません。今日はせっかく家内と東京に出かけたのだから、この機会を利用して展覧会を見て回ることにしました。ギャラリーせいほうは銀座八丁目にあり、新橋駅が近いので、そこから地下道を通って汐留まで歩きました。パナソニック汐留美術館は企業が経営する瀟洒な美術館ですが、企画が面白いので、私はかなりの回数で同館に出かけています。今回は「ピカソ展」でしたが、イスラエル博物館が所蔵する作品が来日していて、今まで観たことがないピカソの作品に出会うことができました。展覧会の副題を「ひらめきの原点」としてあって、版画が中心となった展示で、たとえば大作「ゲルニカ」の下地となる主題があって、大作に至る経緯を雄弁に語っていました。詳しい感想は後日改めます。次に向ったのが東京駅で、駅の中にある東京ステーションギャラリーは旧東京駅舎の煉瓦壁が剥きだしになった独特な展示空間をもった美術館です。そこに展示されていたのは日仏2人の画家による「牧歌礼賛/楽園憧憬」と称される展覧会で、ナイーヴ・アートのような緩やかで素朴な風景が創出されていて、心地よい雰囲気が漂っていました。この展覧会も詳しい感想は後日に改めたいと思います。今日は久しぶりに東京の展覧会を巡って、家内とお茶を飲んで寛ぎました。今日は自分なりに横浜の開港を祝って、海外のアートに接することをしました。横浜が開港されたことで海外の文化が流入し、私たちを取り巻く生活が豊かになったのではないかと勝手に考えて、自分なりには充実した一日を送りました。