Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 木箱作りは順調
週末になりました。今週もいつも通り毎日工房に通っていました。今週は地元の中学校の学校運営協議会に参加したり、展覧会を見に千葉県まで出かけていきました。工房では新作の梱包作業として陶彫部品を収める木箱を作り始めていて、今日で10箱が出来ました。陶彫部品を眺めていると少し足りない気がします。あとどのくらい必要なのかは実際に収納しながら補充していこうと思います。木箱作りは合板材や垂木が必要ですが、それも建材店に行って、ある程度調達をしてきています。多めに作ると保管に場所をとるので、様子を見ながら木箱を作ろうと思っています。木箱作りは今のところ順調です。同時に梱包作業だけでは意欲が低下するので、来年発表する作品にも関わることにしました。来年発表する予定の作品は、既に作り始めていて、暫く休んでいたところを再開した按配です。今日の作業を考えると、やはり例年より早く進んでいるように思います。二足の草鞋生活からの解き放たれて、創作活動一本になったことが良かったと思えた瞬間でした。加えて創作活動は延々と続くもので、その道が何にも邪魔されることなく、しっかり見据えていられるのが嬉しいと感じています。私は窯業とは関係のない家に生まれたにも関わらず、自らの趣味趣向に沿ってやきものを選びました。見様見真似で陶土を練り、窯を焚いてきました。まったくの自己流ですが、これは陶芸ではなく陶彫だと主張して、自分の世界観を培ってきました。大地と見立てている空間に点在する彫刻を、私は勝手に集合彫刻と呼んできましたが、亡父が生業としていた造園業を手伝っていた時に身につけた空間解釈だけが頼りでした。彫刻に内包するポエジーは、自分が高校時代から憧れた詩に裏打ちされているのかもしれません。とにかく木箱に詰め込む陶彫部品は、自分の分身であることは確かです。