Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 佳境を迎える新作陶彫
週末になりました。ゴールデンウィークも半ばを過ぎて、そろそろUターンラッシュが始まっている頃ですが、ゴールデンウイークも平日も関係ない私には、特別な感じはしていません。今週も毎日朝から夕方まで熱心に陶彫制作に励んでいました。今週は本当に特別なことは何もなく、只管制作に専念していました。まぁ、ゴールデンウイークなので、どこに行っても混んでいるだろうと考えて、敢えて制作のみの1週間にしていたのでした。そんな私の計画を知っている後輩の彫刻家は気兼ねなく工房を使っています。新作は、陶彫立方体を1年間の日記として365点作る計画でいますが、今夏、東京銀座の個展で発表する作品点数はそのうちの151点にしようとしています。現在は144点が焼成終了、ないしは乾燥を待っている状態で、残り7点が制作途中にあるのです。7点のうち成形が終わっているのが5点あり、最後の2点も土練りが終わっているため、来週には成形に入れます。まさに完成に向かって佳境を迎えようとしている状況なのです。ただし、陶彫は焼成が終わらないと完成とは言えず、糠喜びは出来ません。しかも乾燥には1週間以上を要するため、今月完成という目標には予断を許さないこともあります。私が朝から夕方まで休む暇なく作り続ける理由がここにあります。制作はあと一息という状況が一番苦しいし、気合も入るのです。もうひとつやらなければならないのが中規模の陶彫作品で、既にイメージは出来ていますが、陶彫立方体に時間を取られて、まだ何もしていません。厚板に下書きをしただけですが、これも来週には取り掛かる予定です。今週は陶彫制作以外に何も考えられなかった1週間でした。