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note

週末 西洋概念に対する姿勢
日曜日になりました。日曜日は創作活動についてNOTE(ブログ)を書いています。今日は彫刻を初めとする美術の面から、西洋の概念が入ってきた時代のことを書こうと思います。それは工部美術学校が誕生した明治時代と言いたいところですが、現在読んでいる「聖母像の到来」(若桑みどり著 青土社)によると、西洋絵画が日本に齎されたのは安土桃山時代で、カトリック教会が宗教改革(プロテスタント)に対抗するため、布教範囲をアジアや南米に広げたことに由来し、宣教師が日本にやってきたことが、日本人が西洋絵画を目にした最初のことだったのでした。宣教師ザビエルが記した言葉が、当時の日本人の気質を物語っています。引用すると「この国の人びとは今までに発見された人びとのなかで最高であり、日本人より優れている人びとは、異教徒のなかでは見つけられないでしょう。彼らは親しみやすく、一般に善良で、悪意がありません。おどろくほど名誉心の強い人びとで、他の何ものよりも名誉を重んじます。」という内容で、これは日本人全体に気高い意識があったことを意味しています。当時の一流の文化を享受していた一部の支配階級や法曹界の人々ではなく、どんな階層であっても教養があったことが、現代を生きる私たちにとっても誇らしく思えるところです。異質な西洋概念に対して、文化渡来当時から肯定的な姿勢を示したことが、あらゆる文化を吸収して折衷してしまうところに現在に続く日本人気質が見られ、それが私たちの長所であり短所でもあるのかもしれません。私の彫刻も和洋折衷です。日本の教育は西洋を模して明治時代以来続いてきたので、ものの見え方、考え方は西洋の概念にありますが、同時に西洋人が理解できないものの見え方、考え方もそのまま受け継いでいるのです。その感性のバリエーションが私たちを形成していると言っても過言ではありません。ただし、私たちは美味しいところ取りをしてしまう故に、オリジナリティの脆弱さがあるかもしれません。器用貧乏は創作をやる上で、学生時代から嫌われる要素でしたが、日本人全体がそうしたことに陥り易いこともあるのではなかろうかと思っている次第です。