Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 美術展&土錬機搬送
週末になりました。今月に入って週末ごとに展覧会に足を運んでいます。今日は特別な思い入れがあって、家内を連れて平塚市美術館に行ってきました。朝9時に自宅を出て、車で東名高速と圏央道を通って1時間弱で平塚市美術館に到着しました。思い入れと言うのは「神山明・濱田樹里展」に出品されていた神山ワールドに接するためで、私は過去2回ほど神山明氏の木による彫刻を見ています。船の甲板のような台座に都市を模した装置が広がる世界は、忽ち私を虜にしたのでした。失礼ながら私は神山氏を年下と思い込んでいて、もし作家本人と会える機会があれば話がしたいなぁと思っていました。自分は陶彫によって架空都市を作っているので、身勝手ながら神山氏を意識していたのでした。大きな企画展に招待されている神山氏を羨ましいとさえ思っていました。展覧会を見て、彼は私より3歳年上で、しかも5年前に逝去されていることを知って、声が出ないほど衝撃を受けました。享年59歳は彫刻家としては若すぎます。今後の展開に期待していたのに残念でなりません。そんな複雑な思いが交差する中で「神山明・濱田樹里展」をじっくり見てきました。隣の部屋では「片岡球子 面構展」を開催していたので、併せてこれも見てきました。展覧会の詳しい感想は後日改めます。午後、工房に帰ってくると、業者が新しい土錬機を携えてやってきました。土錬機は重量があるので、数人がかりで工房に運び込んできました。ついでに古い土錬機を引き取ってもらいました。土錬機が早めに工房に来たおかげで、また陶彫成形が始められそうです。明日は乾燥した部品の仕上げと化粧掛けをした後で、土錬機の試運転をしようと思っています。