Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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新しい図録のレイアウト考案
私は個展の度に新しい図録を用意しています。図録は大きさも頁数も決めてあって、毎年内容だけを変えているのです。今年で15冊目になります。カメラマンによって撮影され、全頁カラー版にしているのは理由があります。私の彫刻は集合彫刻で、陶彫部品を組み合わせて自分の世界観を表現しています。作品を組み立てるのには多くの人の手が必要で、そのためにスタッフに声をかけているのです。個展の搬入や搬出でも多くの人の手を借りて、組み立てや解体をやっています。そうしなければ作品の全貌が見られないのです。図録をきちんと作る理由として、画像でないと作品が人に見せられないために作っていると言っても過言ではありません。今回の図録には新作「発掘~聚景~」と「発掘~突景~」に加えて小品「陶紋」の4点を掲載します。「陶紋」は通し番号で作っているので、52番から55番の作品になります。毎年同じ形式ですが、作品が異なるために毎年レイアウトを考えています。野外工房での撮影、室内工房での撮影、作品全体と部分の撮影、作品目録と私のプロフィール、さらにこのNOTE(ブログ)からの抜粋を3日分選んで載せています。3日分はそれぞれ彫刻制作に纏わるものばかりを選んでいますが、その時読んでいる書籍やタイムリーな事柄も含まれます。母の死去や新型コロナウイルスについても若干触れている箇所もあります。これが契機になってこのNOTE(ブログ)を読んでくださっている人もいると聞いています。私の造形作品もNOTE(ブログ)も勝手気儘なものなのに有難い気持ちでいっぱいです。何とか来月の個展が開催できるといいなぁと思っている次第です。