2025.08.03
日曜日になりました。日曜日は主に創作活動について書いています。一昨日のNOTE(ブログ)に「板材で僅か数ミリの隙間を作って重層的な空間を創出させる試みは、今年発表した『痕跡』を土台に、造形思考として出来ているのですが、実際のイメージが湧いてきません。今月の仕事はそれに尽きると言っても過言ではありません。」と書いていました。私が言う平面作品とは、所謂絵画的な描写作品ではなく、僅かな厚みでもそこに立体を作っていたため、壁に掛ける彫刻と言えるのかもしれません。「痕跡」は油絵の具で非具象的な下地を作って、杉板材を炙って貼り付けたものです。それはコラージュと言われている技法で、コラージュとはフランス語の「糊付け」を意味する言葉です。調べてみると絵画におけるコラージュはキュビズムの時代にピカソ、ブラックらが始めたパピエ・コレに端を発すると言われています。主観的構成の意図を持たない「意想外の組み合わせ」としてのコラージュは1919年にマックス・エルンストが発案したとネットにありました。現代では当たり前で、革新的な技法ではなくなっていますが、たとえ時代の後追いであっても、自分のイメージを具現化するために必要なら、コラージュを積極的に使っていこうと思います。私の発想の源には遺跡の発掘現場があり、それを何度となく陶彫作品に象徴化してきましたが、平面でも重層的な空間を確保するため、発掘現場を上から見た鳥瞰的視点をもとうと考えています。私のデビュー作品は「発掘~鳥瞰~」であり、それも六曲一双の屏風にした浮彫の作品でした。このデビュー作品に今回の平面イメージのヒントがあるのではないか、あれこれ考えつつ、まだまだ頭の中で構想したり、消去したりして、粘っていこうと思います。