2026.04.18
週末になりました。土曜日はその週の振り返りを行ないます。今週も相変わらず毎日工房に通い、制作一辺倒の1週間でした。今週は鑑賞に出かけることもなく、しかも気候も良くなったので、制作はよく進みました。壁に掛ける4点の作品に貼り付ける杉板のレリーフがあり、そのレリーフのそれぞれに文様を刳り貫いていました。1カ月以上も電動糸鋸盤を使って刳り貫き作業をやっていましたが、その作業が今週終了し、次の段階として杉板をガスバーナーで炙り、炭化させる作業に入りました。以前NOTE(ブログ)に書いた素材の変容を今日から実践したのでした。炙りはまだ始まったばかりなので、これからしばらくは野外工房でバーナーを使います。杉板は炙ると美しい肌色になるので敢えて使っているのです。ただし、炙り過ぎると文様の一部分が焼き落ちてしまうことがあります。イメージの源泉が廃墟のような痕跡を表そうとしているので、これはこのままにしておくことにしました。杉板には年輪に密度があって、柔らかい部分は燃えて無くなってしまうこともあり、それも面白いかなぁと思っています。偶発的な欠損をどこまで容認できるのか、それも自分との葛藤になりますが、この課題をもう一度自分で考えてみたいので、別稿を起こそうと思っています。それは炙りに限ったことではなく、絵の具が流れたり、亀裂が入ったり、職人仕事なら失敗として扱うところを、創作活動は一律にそうとは言えず、何を表現したかったのかという主張に立ち戻り、失敗と考えがちなところを再考することもあるのです。読書はピクチャレスクをイギリス文化の中で捉える論文を読み終えて、ロマネスクについての論文に移りました。ロマネスクは好きな様式なので、この書籍も丁寧に読んでいきたいと思っています。