Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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ボトルバの教会を見る
ウィーンの彫刻家ボトルバの建てた教会は、大きなオブジェが大地にあるといった存在感で、とても教会とは思えませんでした。コンクリート打ちっぱなし、板材を様々な角度で構成した建造物で、なにか近未来的な生物のようでした。中に入ると宗教色は薄く感じ、むしろ思索的な空間が広がりました。これだけ斬新でありながら、決してカタチは挑発的ではなく、自然なリズム、ボトルバ流ともいうべき律動を感じました。この教会が建った時の周囲の住民はずいぶん驚いたに違いないと思いました。今はどうなんだろう、日曜には老若男女がここに礼拝に来るのだろうか、いろいろな思いを馳せながら、教会を後にしました。