Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

「構築〜包囲〜」組み立て
職場が休みに入り、夏休みの時のように朝から夕方まで制作に没頭できる毎日を送っています。時間があるという幸せを感じながら制作は佳境に入りました。夏から取り組んだ30本の柱は彫り上がりました。ナンバー代わりの印も仕上がり、和紙に押印して柱に貼りました。今はひたすらテーブルの部分を制作しています。畳サイズの厚板を10数枚使います。厚さは2センチ。穴をあけたり切り込みを入れたりした後、砂を硬化剤で貼り、油絵の具を染込ませます。この厚板を円形に組み合わせ、ボルトで留めてから30本の柱で支えます。つまり今回は直径5メートルのやや歪んだ円形テーブルを作っているわけです。この休みに入って初めて全体を組み立てました。ギャラリーの照明の当て方によっては、床に落ちるテーブルの影も作品として意図できると感じました。残りの日数を頭に入れながら最後の作業に入っています。