Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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たかが小品、されど小品
4月の慌しい生活の中で、今だ彫刻には手が出ず、365点の連作をポツポツ描いています。葉書大の画面に、時として大きな空間を想定して、こんな平原にこんな立体を置いたらどうだろうと自己陶酔しながら描き溜めています。そう思えば、たかが小品と思っていた作品が、イメージの中では巨大になってしまうから不思議です。上空から見て突き出たカタチをどう表現しようとか、地中から現れ出たカタチをどう表現しようとか勝手に頭をめぐらすのは楽しいものです。先日ブログに書いた「立体感」ではなく「立体」を表すにはどうしたらよいのか、濃淡や線描でどこまでやれるのか、こればかりは観る人を意識するというより、自分の納得のためにやっているようなものです。