Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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RECORDに「龍」描く
今月のRECORDのテーマは「渦巻く」です。そこで、天に昇る龍を描きはじめました。龍と虎は日本古来のモチーフで、掛け軸や屏風に優れた作品が残されています。京都の天竜寺の天井画には加山又造が描いた龍、建仁寺の天井画には小泉淳作が描いた双龍図、その他にも妙心寺には有名な「八方睨みの龍」があります。身体が大蛇のような龍は昔から画家の想像力を刺激してきました。自分もポストカード大の小さな画面ですが、一日1枚ずつ渦巻く龍を描いています。この毎日描くRECORDを始めてから4年目に入りますが、龍を描くのは始めてです。今年はかなり具象傾向になっていて、それはそれで新鮮です。次第に純化して抽象化してしまう傾向を抑えて、具象に留まることは今までなかったことでした。学生時代に盛んにやっていたデッサンを追体験しているようです。