Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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じゃれ猫トラ吉
久しぶりに飼い猫の話題です。我が家にいるトラ吉は、亡父の植木畑に捨てられていた野良猫でした。昨年、手に平に乗るほどの子猫だったトラ吉は、本当に大きくなって抱きあげるとずっしりと重い猫になりました。ほとんど自宅にいない自分はトラ吉とあまり会うことがありません。世話はもっぱら家内がやっていて、おまけにかつて自分がアトリエとして使っていた一室をトラ吉に宛がっていて、自由に家の中を歩き回らせないようにしているのです。たまに部屋からトラ吉を出すと大変です。自分がダイニングでRECORDを制作していると、猛ダッシュで駆けてきてテーブルに飛び乗るのです。RECORDを慌てて仕舞い込み、じゃれつくトラ吉の相手をします。トラ吉はしつこく自分の手に絡んできます。興奮が一気に弾けとんだ按配です。このじゃれ方はどうしたものか、少々辟易気味になっていると、家内がこんなことを言いました。トラ吉は植木畑から最初に抱き上げられた手の感覚を覚えていて、その手に無性に甘えているのではないかと。そんな感覚があるのでしょうか。爪を立てアマ噛みをしてくるトラ吉から、命の救済を感謝されているとは到底思えないこの頃です。