Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 木彫は粗彫りから
「発掘~群塔~」の土台部分になる木彫を始めました。先週末は木材を切断して、それぞれの場所に置きました。今日から鑿と木槌で彫っていくことになります。まず削ぎ落とす部分にチェンソーで等間隔に切り込みを入れ、刃渡り4センチの内丸鑿で落としていきました。今日一日で全部は終わりませんでしたが、木彫は2年ぶりだったので慣れるのに時間がかかりました。自分は木彫家ではありません。作品の必要に応じて木材を使い、木彫をしていくのです。昨年の作品は木彫部分がなく、全て陶彫によって作り上げました。今年の作品はかなりの比重を木彫が占めています。今日から毎週末は木彫に終始するのです。場合によってはウィークディの夜の制作も木彫を入れる予定です。夜は騒音を発する電動工具は使えませんが、鑿を振るうだけなら出来そうだと思いました。陶彫部品の小品1点ずつの制作も夜を予定しているので、ウィークディはなかなか大変なことになりそうです。気温もやや緩んできたので、ちょうどいいかなぁと思っています。それにしても木彫は切り屑がいっぱいでて、ゴミ袋が忽ちなくなってしまいます。鑿も研がなくてはならず、長い時間鑿を振るっていると腕の筋肉がへとへとに疲れていきます。単調な作業なので、なおさら辛いのかもしれません。でもカービングの作業は、自分は自分で思っているほど嫌いではないと自覚しました。気分が浮き浮きしてくるのです。いかにも彫刻らしい作業だからかもしれません。今週も夜の作業はやっていきますが、1回は窯入れをしたいと考えています。水曜日に職場の飲み会があり、この夜は工房に行けないので、火曜日夜に窯入れをしようかとも思っています。