Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫&木彫による全体構成
「発掘~群塔~」の木彫部分の粗彫りのゴールが見えてきました。鑿と木槌で彫りまくり、あと僅かで粗彫りが出来上がるところまでいきました。次の工程は仕上げになりますが、実は粗彫りと仕上げに区別はなく、敢えて言えば彫り目を整えながら緩やかな曲面を作り出すのが仕上げの工程です。鑿を研いで彫り跡が美しくなるように細かな作業を進めていきます。そこで、今日は屏風になる7点の作品を床に並べてみることにしました。木材の部分はまだ粗彫り、陶彫部品はまだ全部焼成が終わっていない状態ですが、全体を見渡せることは出来たので、改めて全体構成を考えることにしました。最終段階で屏風の木彫部分には、油絵の具で彩色しますが、それは絵画性を強く打ち出すことになります。現在の状態は素材が剥き出しのままの彫刻性の強い状態です。全体を見渡したところ、現段階でのやり直しや修整は無いのではないかと思いました。あとは残された時間との闘いです。明日も継続です。