Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2015 個展最終日
東京銀座のギャラリーせいほうでの個展が最終日を迎えました。今日は午前11時の開館より、夕方6時の閉館までギャラリーにいました。懐かしい人や初めて出会う人から様々なご意見や感想をいただきました。個展は友人知人との再会する場、出会いの場として自分には欠かせない機会になっています。横浜市管理職を既に退職された元同僚から、作品の持つ高さに関する素敵な感想をいただきました。「発掘~丘陵~」の俯瞰する視点、これは上空からの目線が心地よい、「発掘~群塔~」の数本の塔の間を飛翔する視点との関連において、2つの作品を見つめる鑑賞者の目線の意識に、安定と愉快を与えると言うものでした。この作品には明るさと笑いがあるとも言っていました。作品が擬似都市のようであり、その中に入って眼で遊ぶことができることを、今回の個展でいろいろな角度から多くの方に指摘されました。そうした貴重なご意見や感想に、作品の次なる展開が可能になるヒントが隠されています。作品の新作イメージは自己中心的ですが、それが具現化され、ギャラリーで一旦提示すると、多くの鑑賞者とのコミュニケーションが成り立つことを、今回の個展で実感しました。わざわざ東京銀座まで足を運んでくださった多くの方々に感謝申し上げます。しかも梅雨明けの炎天下で、たいした接待もできず失礼いたしました。閉館後、懇意にしている運搬業者がトラックでやってきました。時間を合わせて工房スタッフ3人も来てくれて、作品の解体と箱詰め作業が始まりました。約1時間半で搬出が終わり、横浜の工房目指して銀座を出発しました。梱包された作品は工房の倉庫部分に収まり、10回目の個展が幕を閉じました。オーナーの田中さんと来夏11回目の個展の約束をしたので、明日からまた個展に向けて頑張っていきます。夜9時ごろ手伝ってくれた工房スタッフ3人とレストランでささやかな打ち上げを行いました。