Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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疲労?制作再開できず
今日は朝から工房に行って制作を再開する予定でした。工房には行きましたが、今ひとつ気分が乗らず、インドネシア旅行前に成形・彫り込み加飾していた陶彫部品の乾燥具合を確かめただけで自宅に帰ってきました。やはり疲労が残っているのでしょうか。家内が母の実家の草刈をしたいというので、それに付き合ったり、母の介護施設に行ったりして、今日は時間が過ぎていきました。胃腸の具合も万全ではなく、毎年アジアへの海外旅行の後はこんな調子です。ただし、古代遺跡を見てきたおかげで制作意欲は万全です。頭の中で新作へのイメージはほとんど固まってきました。背の高い陶彫作品2点と背の低い陶彫作品1点を作る予定ですが、背の低い陶彫作品は幅があるので4分割して作っていきます。現在は背の低い陶彫作品に取り掛かっていますが、技術的には背の高い陶彫作品の方が困難を極めると考えています。今回は木材による厚板と柱を使います。ちょうどよい長さに切断する必要があるので、陶彫制作と併行して木材の切断を始めたいと思っています。閉庁期間も夏季休暇も今日で終了です。あとは週末と夜の時間帯しか制作時間がありません。涼風が立てば制作がスムーズに進むのですが、現在のような気温では長い作業は厳しいと言えます。温度上昇による疲労もあって、肉体的にも精神的にも己を追い詰めていく創作活動は、無意識に心身に無理を強いる結果になるからです。大きな集合彫刻を作り出すのは長距離ランナーと同じです。長い道のりをペース配分を考えながら、焦らず休まず、坦々と進めていかなくてはなりません。その繰り返しが気持ちよく感じる時があるし、心の充実も図れる時があります。初段階として、そこまで持っていくために早く制作ペースを掴む必要があります。新作ごとにペースが異なるため、それは作業をしながら把握していくしか方法はありません。前作は同じ大きさの陶彫部品が多かったのでペースはすぐ掴めました。ただ量が多かったので完成がギリギリになってしまったことが反省点です。新作の陶彫部品の大きさはさまざまなので、ペースが掴みにくい嫌いがありますが、何とか対応していくしかありません。今日は疲労のためか制作が出来なかった分、いろいろな考えが頭を過ぎりました。身体が動かなかったけれど、頭脳で制作していた一日でした。