Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

ゆとりを作り出す
日々職場の仕事に囚われて生活している中で、ゆとりを作り出すために退勤後の時間を有効に使おうと思っています。週末は休日出勤がない限り、私は創作活動をやってリフレッシュを図っていますが、それだけでなくウィークディにもゆとりの時間が欲しいと考えているのです。責任職はどこにいようと責任を負う立場なので、それならば少しでも余裕のある生活を送りたいのです。公務員として決められた給与の中で贅沢は出来ませんが、時間的な贅沢は自分次第で作り出すことは可能です。金曜日に開館時間を延長している美術館へ行くのも一手です。このNOTE(ブログ)やRECORD制作も自分を取り戻す大切なアイテムです。翌日が休日ならば心が解放されるし、夜のゆとり時間を過ごすのには最適です。というわけで今晩は家内を誘って映画に行くことにしました。レイトショーならば退勤後でも充分間に合います。自宅近くの映画館は中区にあるミニシアターで、今晩観た映画は韓国の「あなた、その川を渡らないで」でした。韓国のドラマはテレビでもお馴染みですが、情緒の表現が秀逸です。日本人に共通する心情があって、些細な仕草の捉えが見事です。「あなた、その川を渡らないで」は老夫婦を追ってカメラを回すドキュメンタリーを、あたかも演出された映画仕立てにしたもので、老夫婦の自然な会話や、何でもない日常が丁寧に描かれていました。夫が他界する時に、映画に魅入られて涙をすすっている観客がいましたが、私はそこまで感情移入が出来ずにいました。寧ろ気持ちが引いてしまって、この醒めた感覚は何だろうと思っていました。家内も同じでした。韓国と日本は似て非なるものではないかと思ったくらいです。詳しい感想は後日改めますが、今晩こうした映画を観て良かったと思っていますが、何か違和感が残るのは何故でしょうか。欧米の映画では感じられない引っかかるものがあるのです。それでも昼間の仕事を暫し忘れるのに最高の時間だったことに相違はありません。