Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 テーブル彫刻の脚
今日は朝から工房に篭って制作三昧でした。今月の目標にあった通り、今日は新作の背の低い方のテーブル彫刻に脚を設置する作業をしました。背の低いテーブル彫刻は4体でひとつの世界を構成するのです。だからテーブルの数は4体必要で、それぞれ木材による脚は各テーブルに4本ずつ、計16本の柱を設置することになります。まず一体ずつ、厚板を上に置いて、太目のドリルで一本の柱に深さ15cmほどの穴を3つ空けました。仮のボルトを差し込んで固定しましたが、4つ目のテーブルの柱の設置作業で上の厚板がひしゃげて倒れ、ドリルの芯が多少曲がってしまいました。ここで作業中断、万事休すとなりました。やれやれ。大学院生が手伝ってくれていましたが、これは仕方ないので近々道具の調達に行こうと思います。怪我がなかったのは幸いでした。午後は陶彫の乾燥した部品の仕上げをやっていました。これも化粧土がないので、窯入れは先延ばしになっています。彫刻の制作工程の中には単純作業がかなりあります。その一つひとつが大切な作業で、段階を追って進めていかないと完成できません。場合によっては自分でなくても出来る作業もあります。きっと自分より巧い人がいるんだろうなぁと思いつつ、自分一人で作業をやっています。因みに頻繁に来ている大学院生は、砂マチエール貼りが上手です。その工程になると俄然スタッフとして力を発揮してくれます。10月も終わりに近づき、工房ではストーブを入れようかどうしようかスタッフと相談しました。今日はスタッフの他に職場から職員が2人やってきて水彩画を描いていました。次の機会から湯茶を用意しようと思っています。