Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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GW② 柱陶制作と連夜の映画鑑賞
ゴールデンウィーク2日目になりました。今日も朝から工房に篭りました。「発掘~根景~」のやり残した陶彫部品のうち、テーブルの4本の柱に接着する陶板、つまり柱陶がほとんど出来ていないことに気づきました。柱陶は、レリーフ状の小さなブロックを1本の柱につき12枚貼り付けていきます。これは大きな陶彫部品ではないため、軽く考えていましたが、いざ作り出してみると、なかなか大変な作業であることを思い出しました。昨年制作した「発掘~宙景~」と同じ方法で柱陶を作っていく予定ですが、同じ大きさの長方形ブロックに、全て異なるデザインのレリーフを彫り込んでいくのは、結構難しい作業であることを改めて感じました。陶彫部品は成形と加飾の後、乾燥させる時間があるので、早めに作っておかなければなりません。ゴールデンウィークは柱陶制作を中心にやっていくことを念頭に入れました。今日の制作目標は、柱陶の成形と加飾8点と考えましたが、夕方4時までには終わらず、明日に持ち越しになりました。明日はさらに柱陶制作数を増やしていきます。午前9時から夕方4時までの7時間、これがゴールデンウィーク期間中の制作時間と決めています。その日の気分で制作時間を変えると、ゴールデンウィーク7日間の持久力が持たないのです。日々の勤務のように創作活動をやっていくのが、自分にとって最善の方法です。今日も夕方になって家内を誘って映画を観てきました。今日は常連にしているミニシアターではなく、そこから少し離れた伊勢佐木町にあるミニシアターに行きました。いつものように車で出かけ、映画館近くの駐車場に車を留めました。伊勢佐木町は居酒屋が多いところなので、海鮮の居酒屋に入り、夕食を済ませました。車を使っているため、私は飲酒をせず、家内だけがビールを煽っていました。今晩観た映画は、第90回アカデミー賞作品賞に輝いた「シェイプ・オブ・ウォーター」でした。米ソ冷戦下の時代、米軍の研究施設に連れてこられた謎の生物。子どもの頃に声を失った清掃係の女性と謎の生物との出会い。そして種族を超えた愛の物語。最近のアカデミー賞受賞作品は、商業的な成功を考えたものではなく、表現志向が強い映像が選ばれる傾向にあるようです。「シェイプ・オブ・ウォーター」も半魚人というモンスターが登場していたとしても、単なる伽噺ではなく、国家間の冷戦を優位にするための実験材料であったり、異種族との心の交流が描かれていて、内容としては現代そのものの側面を見せているのではないかと感じました。詳しい感想は後日に回しますが、昨晩に引き続き、内容的に濃い映画を連日観ているなぁと振り返っています。ゴールデンウィークは充実しているねぇと家内が帰宅中に言っていました。