Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫新作の第一歩
今月最後の週末になりました。今月中にどうしても来年用の新作に取り掛かりたいと思い、今日は新しい陶彫部品を作るための第一歩を踏み出しました。陶土は継続的に使わなくては硬くなってしまい、造形が出来にくくなります。今月の個展で発表した陶彫作品の余った陶土は、湿り気を逃さない工夫をしていたにも関わらず、連日の猛暑で硬くなっていました。余った陶土を一旦細かくして、新しい陶土と混ぜて土錬機にかけることにしました。陶土が継続的に使用されていくことで、制作サイクルが回っていきますが、個展の準備で時間をおいたため、もう一度手間を掛けて陶土を良好な状態に戻す必要を感じました。最初の取り掛かりはこんなものかなぁと思いつつ、土錬機を回しました。私は陶土を単身では使わず、別々の陶土を混ぜ合わせています。通常は混合のために3回土錬機にかけますが、今回は余った陶土が大量にあったので、4回ほど土錬機にかけました。最後は手で菊練りをし、小分けしてビニールに包んでおきます。ビニールで密閉しておいても出来るだけ早く使わないと、今回のように硬くなってしまうのです。今日の作業はそこまでにしました。台風が関東に近づいていたため、工房周辺が暴風雨になっていました。例年の台風と違い、太平洋からいきなり関東に上陸する台風の進路予報だったため、早めに工房を切り上げようと思っていました。夕方は予報どおり横殴りの雨になりました。自宅でゆっくりする口実にもなって、ソファに横になっていました。明日の横浜は台風一過になりそうで、いよいよ新作の成形を始めます。