Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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酷暑の7月を振り返る
今日は7月の最終日です。7月は毎年ギャラリーせいほうで個展を企画していただいているので、私にとっては年度替わりのような気分がしています。新たな作品を作り始める1ヵ月でもあるのです。実際の制作はもっと前から取り組んでいますが、新作に心底埋没できるのは今月からです。新作の陶彫部品のひとつを成形してみました。この方向でいこうと決めるのも今月です。ここから来年7月の個展に向かって走り出すのです。個展準備に追われた1ヵ月でもあったので、鑑賞の機会は充分ではなかったと思いますが、それでもお台場の「デジタル アート ミュージアム」でチームラボによる映像体験をしてきました。「イサム・ノグチー彫刻から身体・庭へー」展(東京オペラシティ アートギャラリー)、職場の人による絵画グループ展(横浜関内)、大学の同期だった彫刻家のグループ展(東京京橋)にも足を運びました。映画鑑賞では「ビューティフル・ディ」(シネマジャック&ベティ)、「ゲッベルスと私」(岩波ホール)に行きました。多忙にも関わらず、まずまずの鑑賞だったかなぁと振り返っています。RECORDは厳しい状況に追い込まれています。個展準備の時は、日々制作すること自体に無理が生じ、また下書きだけのRECORDが食卓に山積みされているのです。これは仕方ないかなぁと思いつつ、来月はこれを解消したいと思っています。読書はフッサールの現象学に取り組み始めましたが、難解な語彙とその意味するところに悩まされ続けています。途中放棄だけは避けたいと思いながら、少しずつ読み進めています。現在は日本人哲学者によるフッサールの現代的解釈を読んでいますが、次にフッサールの翻訳本に挑みたいと思っています。