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連休③ 千葉県佐倉から神奈川県平塚へ
連休3日目の今日は工房での作業を休んで、朝から家内と車で地方の美術館巡りをしてきました。地方といっても日帰りのため首都圏の範囲です。まず首都高速から東関東自動車道に乗り、千葉県佐倉にあるDIC川村記念美術館に行きました。この美術館は現代美術のコレクションが充実していて、過去にも素晴らしい企画展があったため、私は幾度となく訪れていたのでした。前回はヴォルスの展覧会に来ていました。今回は「ジョセフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」とタイトルのついた展覧会が開催されていました。J・コーネルはアメリカの造形作家で、ボックス・アートにより世界的に知られた人です。手製の木箱に既成のオブジェを配置し、それが箱という舞台上で詩的な関係性を持ち、また何かを暗示するかのような世界観がある作品を、私は今までも何度も見て考えさせられてきました。ただ、見るたびに新しい発見があるため、つい展覧会に足を運んでしまうのです。今回は平面としてのコラージュやモンタージュ作品の他に映像作品もあって、私にとってなかなか圧巻な展示内容でした。展覧会の詳しい感想は後日に回しますが、連休のせいか美術館を訪れる人が多いのに驚きました。失礼ながらJ・コーネルにそれほど知名度があるとは思えず、これは美術館周辺に広がる美しい庭園を鑑賞しに来る人が多いのではないかと思った次第です。次に車で向ったのは神奈川県平塚で、佐倉から平塚まで凡そ3時間のドライブでした。途中渋滞があり、ナビが迂回路を示していたので、それに従い、何とか頑張って平塚市美術館に到着しました。ここで見たかった展覧会は「空間に線を引く 彫刻とデッサン展」で、自分が注目する彫刻家の作品やデッサンが一堂に会していたため、馳せ参じた次第でした。この展覧会は、私に語り尽くせないほど面白味を感じさせてくれました。これも詳しい感想は後日に回します。同館で同時開催していたのが「荘司福・荘司喜和子展」で、これは姑と嫁の関係にあった2人の画家による展覧会で、これも興味津々でした。これも感想は次回に回します。今日は丸一日かけて千葉県佐倉から神奈川県平塚へ移動しましたが、快い気持ちになれて、充実した時間を過ごしました。刺激的な作品に触れると、自分の創作世界に跳ね返ってきて、意欲が湧き上がります。明日は制作を頑張ろうと思っています。