Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 地域会議&映画鑑賞
週末になり、個展のために搬入の準備している最中ですが、職場の地域が座談会形式の会議を計画していたため、今日はこれに出席してきました。公務員と彫刻家との二足の草鞋生活では、こうしたことで時間のやり繰りが難しく、ある面では仕方がないところがあります。今週末はまとまった休みが取れないことが予め分かっていたためにウィークディの夜に工房に来て、梱包用木箱をコツコツ作っていたのでした。ウィークディは仕事から帰って1時間程度工房で作業し、さらに自宅の食卓でRECORDを制作している生活が続いていました。木箱作りもRECORD制作も身体が休まる状態ではないので、疲労が溜まっているかもしれないと思うこの頃ですが、何故かいつもより覚醒していて不思議な力が湧いてきています。今日は早朝6時に工房に行って2時間ほど梱包作業を行い、9時前に地域会議に出かけ、昼過ぎに帰ってきて、再び工房にやってきました。そこで1時間くらい梱包作業をやって、午後は家内と常連にしている映画館に出かけました。映画「クリムト」は前から観たかった映画で、今日しか時間が取れなかったので、思い切って出かけたのでした。映画を観終わってから、夜になってからもう一度工房にやってきました。そこで2時間の作業をやりました。今日は早朝2時間、昼に1時間、夜に2時間の通算5時間を費やして飛び石で梱包作業をやりましたが、短期集中で何とか今日のノルマは果たせたかなぁと思っています。実は明日も職場の地域で別会議が組まれていて、また早朝から工房に行こうと思っています。映画「クリムト」は副題が「エゴン・シーレとウィーン黄金時代」とあって、ウィーン分離派時代のクリムトやシーレを巡るドキュメンタリーになっていました。本作の制作はイタリアで、主演男優もイタリア人でした。映画の中ではエゴン・シーレの強烈な画家個人の自己分析とエロティックな世界観が印象に残りました。私は1980年から5年間ウィーンで暮らしていたので、その空気感を思い出し、時折微妙な気分になりました。映像の編集で街の捉えがこんなにもハイセンスでシャープになるのかと感じ、私はこんなにも新旧取り混ぜたヨーロッパの文化が濃厚に詰まった街にいたんだなぁと改めて振り返っていました。映画の詳しい感想は後日改めます。