Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

夏の三連休の成果
山の日を含む三連休が今日で終わりました。3日間とも工房に通い、陶彫制作に精を出しました。新作の床置きの大きな陶彫部品2個を作りました。酷暑のせいで工房に長く留まることができず、午前2時間、午後2時間という作業時間でしたが、集中はしました。室内温度が高いためか陶土の乾燥が早く、水に濡らした雑巾で表面を覆いながら、彫り込み加飾を行ないました。一旦彫り込みをしたところを、暫くして再度手を入れようとすると、既に硬くなり始めていて難儀をしました。この時期は、毎年汗が額から噴出し、シャツもびっしょりになってしまいます。汗が出たほうが動き易くなるようで、自分が結構気温に対して丈夫なのを認識しています。若い頃は毎日こんなに汗をかいて大丈夫なのだろうかと思っていましたが、病気になることもなく、蒸し暑い作業場で元気に過ごしていました。そんな経験があるおかげか、真夏は作品がどんどん進むという観念に、自分は今も支配されていて、加齢にも関わらず、私は工房で制作に打ち込んでしまうのです。厳しい環境で魂を籠めた創作活動をするというのは、若い頃の精神論でしかないと思っているのも確かです。ただし、こうした状況が実のところ私は好きなのではないかと思っている次第です。酷暑の中で陶土と格闘した感覚を作業終了時に持てるのは、まだ自分が体力的にもいけると信じているのだろうと思っています。夕方になって自宅の食卓で作っているRECORDは、さすがに疲労が隠せず、遅々として進まないことがあります。目標としてはRECORDもどんどん進めたいと考えていたので、これは誤算でした。一度陶彫制作を休んで、朝から晩までRECORDをやっていたならば、下書きだけの山積みになった中途半端なRECORDは全て解消するかなぁと思っています。ともかく夏の三連休は、陶彫制作に関してそれなりの成果があったと評価しています。明日から3日間は夏季休暇を取ります。職場の休庁期間が残り3日間あるので、夏季休暇を取ろうと決めていました。夏季休暇は前半2日間で、新潟県に石川雲蝶の欄間を初めとする凄まじい彫刻の数々を見に行きました。後半3日間は関西方面に出かけます。美術や建築が私の興味の対象なので、世界遺産の姫路城や四国にある大塚国際美術館を見てこようと思っているのです。