Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 工房の環境を考える
新型コロナウイルスの感染拡大が心配される昨今ですが、自宅にいるように政府が呼びかけています。不要不急の外出は避けるように言われていますが、そんな時だからこそ自宅の傍にある工房の環境を考えてみたいと思います。工房は自宅から歩いて1分くらいの植木畑の中にあります。密閉、密集、密接の3蜜状態を作らないようにニュースで言われていますが、工房は3蜜に当たりません。私が自宅と職場の行き来を自家用車で行なっているため、職場でコロナウイルスに感染しない限りは大丈夫と思いたいのですが、感染経路が判明できない人が増えている現状では、大丈夫とは言い切れないのです。新型コロナウイルス感染の最初は風邪に似た症状が現れると聞いているので、手洗いやうがい、基本的な生活習慣はきちんと守っていきたいと思っています。そんな不安を抱えながら、今日は新作の陶彫制作をやっていました。工房は丘の上にあるので風が爽やかに吹きわたり、今日は私一人でしたが、複数の人がいたとしても、それぞれがかなり離れて制作をしているので、工房はまだ安全な場所ではないかと信じたいのです。私は通常通りの創作活動を展開していこうと思っています。今月の制作目標に従って、今後予定されている図録の撮影や東京銀座の個展も例年通り行なっていく所存です。7月個展の頃は新型コロナウイルスはどうなっているのでしょうか。個展に人は来ていただけるのでしょうか。私の創作活動を多くの人に観てもらいたいと願っているのは山々ですが、それよりも創作は自分との精神上の闘いでもあるのです。自分が掘り下げた思索の具体が自分の中でどのくらいのものなのか見届けたいと考えていて、それが私に創作に向かわせる動機なのです。個展は自分の納得のために開催しているとも言え、人に見せるための表面上の鼓舞とは少々ニュアンスが違うと思っているところです。