Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 母の四十九日法要&撮影準備
母は4月7日に他界し、4月13日に葬儀を行いました。享年94歳。大正、昭和、平成、令和を生きた人でした。今日は我が家の菩提寺である浄性院で四十九日法要を行いました。葬儀の時よりやや多い人数で法要を行い、母の遺骨は墓石の下に収められました。それまではリフォームした1階自宅のダイニングの大きな窓の近くに母の遺骨を置いていました。母はどうやら大往生で成仏したらしく、自宅のダイニングに遺骨があっても不自然な雰囲気はありませんでした。魂入れをした位牌は新しく購入した小さめの仏壇に納めました。人には必ず終焉がやってくるのを改めて認識し、その時までをどう生きるのかを私は何度も考えていました。それは社会人としての自分よりも、創作者としての自分の方が生涯を振り返った時に、生命の輝きを感じさせてくれるのではないかと思っているのです。私は公務員なので必ず退職がやってきます。組織を動かしていた自分はそこで終了します。仕事で繋がっていた仲間もほとんどが職場だけで終わりになり、私を含めてそれぞれが次のステップに進むのです。退職後は家計を支えることから解放され、単純に生きがいを感じさせてくれるもの、私にとっては創作活動ですが、そこに居場所を見つけて人生を謳歌していくことになります。母の四十九日法要で、自分なりの今後の人生をイメージしたところですが、そのイメージが今日は隣り合わせになっていて、明日は作品の図録用の写真撮影を行ないます。そのための準備が必要で、実際には法要の前後に工房に行って、陶彫部品のナンバリングをしていました。朝6時から9時まで接合用ボルトナットの塗装をしました。法要から帰った午後12時半くらいから夕方6時までは和紙に押印したものに番号を書きいれ、陶彫部品の見えない箇所に貼りつけました。家内にテーブル彫刻の組み立てを手伝ってもらいました。柱に補強具が必要なことが分かりました。何とか明日の撮影には漕ぎ着けられそうですが、まだ修整ができていないところがあります。それは撮影には問題なさそうなので、とりあえず今日の準備はこれで終わりにしました。