Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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社会情勢とともに7月を振り返る
7月の最後の日になり、今月を振り返ってみたいと思います。タイトルに社会情勢としたのは、新型コロナウイルス感染拡大が続いており、首都圏では感染者が増え続けている状況で、東京を除外した「Go Toキャンペーン」のトラベル事業が始まり、不安と隣り合わせの1ヶ月だったことで、こうしたタイトルを思いついたのでした。今月は私の個展開催もありました。来廊者数は例年の3分の1程度で、それでもよく東京銀座に足を運んでくださったと感謝しています。私にとって個展開催は創作活動上のターニングポイントであることは間違いありません。造形思索は継続しているものの、ここで作品制作の本腰が新作に移っていきます。今月は美術館等へは行かず、残念ながら鑑賞は出来ていません。そろそろ美術館へ行きたいという思いは募っています。来月こそは充分感染症の自己防衛をして美術館へ行こうと思っています。一日1点ずつ作っているRECORDは相変わらず厳しい状態で、下書きの山積みが増えてきています。来月は夏季休暇はあっても旅行に出る予定がないので、RECORD制作に集中しようかなぁと考えています。RECORDは小さい平面作品ながら陶彫による集合彫刻に匹敵する作品群で、10年以上も一日も休まず作り続けている表現媒体です。夕食後にRECORDに立ち向かうと睡魔に襲われ、下書きが終わると瞼が落ちてしまうのです。このNOTE(ブログ)とRECORDという夜の仕事はなかなか苦しいものになっていて、加齢のせいとは思いたくないのですが、以前に比べると確実に気力が萎えているのが分かります。それでもRECORDを止めようとは思っていません。読書では彫刻家イサム・ノグチの生涯を描いた書籍と、論理学に関する難解な書籍を交互に読んでいます。これは来月も継続です。とくにフッサールによる論理学の書籍は、その世界に入り込まないと理解力が覚束ないのです。自宅で気持ちが緩んでいる時には到底読めるものではありません。これは職場に出てきた時に読むようにしようと思っています。来月も頑張ろうと思います。