Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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一日のルーティンを考える
学校を退職し、私は日々の出勤がなくなりました。一日中自由に過ごせる日常は、退屈と隣り合わせになるかなぁと考えていましたが、1週間以上が過ぎた今は校長職にあった時と変わらない時間の使い方をしています。ただ給与が入ってこないだけですが、経済的には何とかやっていける状況なので、創作活動一本になることの心配はなくなりました。私は教職に就く前に海外に在住していて、安定しない生活を送っていました。気持ちとしてはその時代に戻ったような按配ですが、当時と違うのは彫刻による自己表現が決まっていること、それを具現化するための施設を持っていること、社会人として納得できる地位まで這い上がって無事退職できた実績があることで、現在は自分の気持ちが進むべき方向を向いていることが幸いと思っています。勿論創作活動における思索の部分では迷いが生じることもありますが、それはそれとして人生に悔いを残さないために必要なことではないかと思っています。今の私は一日をどう過ごすか、基本的に全て自由時間ではありますが、そこに手枷足枷を嵌めて創作活動に邁進していくことを祈願しているのです。空間芸術の何たるかを自分の中に取り入れて、自分が納得できる彫刻作品が作れれば満足ですが、果たしてそれを残った人生で成し遂げられるのでしょうか。前述した手枷足枷、これは一日のルーティンを決めて自分を追い込むことをしなければ創作は出来ないことを自分なりに考えた結果なのです。つまり気が向いたら制作するという考え方では、新しい世界観を創造することは無理だと私は思っています。私は先月までの習慣に頼って、職場に勤務するように工房へ出かけ、勤務時間を過ごすように工房で身体を動かすことを決めました。遅くても朝9時には工房に出勤します。夕方は午後3時までと考えていて、これは今までの週末の制作時間と同じです。週に最低2回、11時から12時までの1時間を近隣のスポーツ施設に通って、水泳をして過ごします。午後3時以降は自宅でRECORDを制作することにしました。RECORDに2時間、読書に1時間と割り振って考えてみようと思っていて、夜はこのNOTE(ブログ)の記述だけにしていけば、結構余裕が持てるのではないかと考えています。今週はそんな過ごし方をしてきましたが、美術館や映画館他に行くときは一日のスケジュールを変えます。暫くこれでやってみます。自分の生真面目な性格も相俟って、何とかモチベーションを保ったまま、毎日を過ごしていると自覚しています。