Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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10月最初の週末に…
週末のNOTE(ブログ)には新作の制作状況を書いています。今日は台風一過で真夏のような暑さになりましたが、やや空気が乾燥していて制作のやり易い一日でした。今月は基本的には陶彫制作に明け暮れる予定です。現在は4つ目の「島」に取り掛かっています。「島」と名付けているのは陶彫部品数点でひとまとめにしている構成のことで、4つ目の「島」は陶彫部品8点でまとめようと思っています。この4つ目の「島」が完成したところで、全体を見ていこうと思っています。陶彫制作には、何度もNOTE(ブログ)に書いていますが、土練り、タタラ作り、成形、彫り込み加飾、乾燥、仕上げと化粧掛け、焼成という制作工程があり、複数の作品を順番をずらして制作しているのです。これを制作サイクルと私は称していて、毎日休むことなく工房で過ごしています。1点集中して作っているわけではなく、同時に複数の部品に取り掛かっているため、どこかで区切りをつけなければ、全体を見渡す時間が確保できないのです。工房を休んで美術館等に出かける時も、どこで区切りをつけようか思案しています。一番休めるのは乾燥棚に作品を上げた時と、焼成している時です。土練り、タタラ作り、成形、彫り込み加飾は、時間が経過すると陶土が硬くなって作業がやり難くなってしまうのです。逆に乾燥は充分に水気を取っておかないと、焼成中に窯内で割れます。乾燥は数週間放置することもあり、乾燥場所に作品が大量に溜まってしまうことはよくあります。10月最初の週末ですが、現在のところは制作サイクルを回すことに専念していて、乾燥した作品を増やすことにしています。今日は朝9時から夕方3時まで作業をやっていました。ウィークディは午前中、週末は丸一日作業をやるのが定番になっています。