Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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遅れ馳せの初詣&美術館へ
正月早々に行っていた初詣を今日になって行くことにしました。これは新型コロナウイルス感染症の影響ですが、昨年は母が他界して喪中だったこともあって初詣には行っていません。自宅と母の実家の途中に小さな稲荷の祠があり、元旦には小さく刻んだ餅と油揚げを私は毎年捧げています。ここに奉納しているお札を2年間変えていないことがあり、また返納するお札も結構あって、今日は例年参拝している東京赤坂の豊川稲荷に出かけました。何故、豊川稲荷なのか、実は私にもよく分かりませんが、祖父母、両親の代からそこに行っていて、父が元気な時は自家用車で愛知県まで遠出をして参拝をしてきた記憶があります。祖父や父が半農半商だったために稲荷に商売繁盛を願ったのかもしれません。豊川稲荷が東京にも別院を構えていることを知り、私の代になって家内と赤坂に行くことにしたのでした。例年なら本殿で護摩を焚いてもらうのですが、今年はお札の申し込みをして郵送してもらうことにしました。参拝を済ませてから、私たちは赤坂見附駅から地下鉄で竹橋駅にやってきました。ちょうど昼食時間だったので、毎日新聞社の地下街に立ち寄りましたが、どこのレストランも会社員で溢れていました。コロナのオミクロン株が猛威を揮っている昨今ですが、テレワークが出来ない職場があるのも事実です。私が昨年3月まで働いていたところもテレワークが難しい職種でした。竹橋は東京国立近代美術館があり、そこで開催されている「民藝の100年」展に行ってみたいと常々思っていたのでした。ここはネット予約なしで入れる展覧会でした。とは言うものの鑑賞者は結構来ていて、民藝に対する関心が増えつつあることを実感しました。日本各地に残る民芸品に美を見出した柳宗悦。日常私たちが何気なく使っている器や着物に、視点を変えると素朴で斬新な美が存在し、それを再発見し評価する試みは大変素晴らしいと私は思っています。「民藝の100年」展については後日改めて詳しい感想を述べさせていただきます。