Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休 1週間の振り返り
週末はその週を振り返るのが定番になっています。制作状況のことをほとんどNOTE(ブログ)に書いていないので、まとめて週末に書いているのです。この1週間は2日間だけ工房に行かない日がありました。水曜日は神奈川県立金沢文庫に行って「春日神霊の旅」展を見てきました。同じ横浜市に住んでいながら滅多に行かない金沢文庫でしたが、以前に運慶派の仏像を見に行った記憶があります。なかなか地味で渋い美術館で、しかも事前予約が必要とあって、まさかそんなに人が訪れるのかと高を括っていましたが、結構多くの鑑賞者がいて驚きました。展覧会の話題性によるものかなぁと思いました。金曜日は実家の建て替えによる地鎮祭を行いました。その足で墓参りをして先祖に建て替えの報告をしてきました。我ながら信心深いなぁと思いましたが、土地には守護神がいるということをどこかで聞いたことがあります。それは先祖が田畑を耕していた頃の話で、僅かに残存する伝承文学の世界かもしれませんが、そうした摩訶不思議な世界観は、アートをやっている私としては嫌いではありません。科学では説明のつかない世界は、私にとって魅力的なのです。アートも意味を考えれば、魑魅魍魎が跋扈する世界とそんなに変わるものではありません。そのアートですが、工房に行った日がいつもより少なくて、新作一層目の厚板に刳り貫き作業をやっていただけでした。時間のかかる地道な作業ですが、こうしたコツコツした仕事が最終的には効果を齎すものです。明日は後輩の彫刻家が工房にやってきて、彼の作品の写真撮影を行う日です。そんなこともあって、ここ数日は制作工程的には足踏みが続いていますが、こればかりは仕方がありません。私の花粉症もピークを迎えているので、制作が滞るくらいがちょうどいいのかもしれません。