Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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4月最初の週末に思うこと
週末になりました。今ではウィークディも週末も変わらない生活を送っているので、週末を特別に扱う必要を感じないのですが、今月も今まで通り制作状況を週末に書いていこうと思っています。今週は3月末から4月初めにかけての1週間だったのですが、金曜日に東京の2ヵ所の展覧会に出かけていて、この日は工房を休みました。残りの日は全て工房に行っていて、新作の大規模作品を作っていました。制作内容としては、このところずっと土台の木材加工をやっていて、土台も二層目に突入しています。昨年は3月末まで二足の草鞋生活を送っていて、仕事に出勤するように工房に出かけていこうと決めていましたが、あれから私はそれをずっと守って朝9時には工房に入っています。ひとつやり方を決めたら、ブレずに続けていくのが私のやり方で、ある意味では相当な頑固者なのかもしれませんが、多忙な仕事の中でも自己を見失わないで創作活動に邁進できたのも、私のそうした姿勢にあるのだろうと思っています。私は気分に左右されることはありません。気分にムラのある芸術家気質とは真逆にあって、集中すると見境がなくなったり、ダラダラとした状態に陥ることもないのです。寧ろ私は淡々とノルマを達していくので、毎日はかなり単調です。これは子どもの頃からの私の性格で、瞬時に煌めく才能は持ち合わせていないと自覚しています。まさに牛歩の如く自分の個性を積み上げて、最終的に自己表現の域に達していくのだと思っています。今週もそんなコツコツした作業を繰り返して過ごしていました。4月最初の週末に思うことは、焦らず休まず制作を継続していくこと、これに尽きます。