Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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作業・来客そして美術館へ…
今日はなかなか充実した一日でした。朝いつも通り工房に行って、梱包用の木箱作りをしていたら、私のスマホに連絡が入り、先日の学校運営協議会へ誘ってくれた校長が相原工房に来るというのです。工房は中学校の近くにあるので全然構わないよと返事をしました。校長は先日の学校運営協議会で話せなかった学校が抱える諸問題をいろいろ話してくれて、私と情報を共有することになりました。それは私がアドバイスを与えるのではなく、一緒に考えていくスタンスを取ることにしました。校長の学校運営に協力するのが私たち委員の役目なので、可能な限り力になろうと思っています。ただし、話をしていくうちに私も自らの学校運営を振り返ることになり、校長職という立場を再度思い出してしまいました。私は後腐れなく学校を退職した気になっていましたが、現職でいるうちは結構苦しかったこともあり、自分の忘れていた感覚を呼び覚ましてしまいました。私は何でもなかったかのように学校を去ったのでしたが、やり残したことがいっぱいありました。今は記憶に蓋をして好きな創作活動をしているに過ぎません。そんな気持ちのまま、私は午後の作業が出来ずにいて、いっそそれなら美術館へ行こうと決めました。私の突然の申し出に家内も協力してくれて、車で千葉市美術館に行ってきました。そこで開催中の「清水九兵衛/六兵衛」展は必ず行こうと決めていたので、ちょうど都合が良かったのでした。清水焼の第七代清水六兵衛と野外彫刻で活躍していた清水九兵衛は同一人物で、創作活動において二足の草鞋生活を送っていた独自の人でした。生前から私には憧れのような存在で、彫刻と建築の相性について暫し考えさせられるところがありました。今日は生誕100年を記念した初期から晩年に至る清水九兵衛/六兵衛ワールドを堪能できて、充実した時間が過ごせました。家内も楽しかったようで、巨大なアルミニウムによる立体作品の図面を見て興味を示していました。家内はデザイン科出身なので、私とは視点が違うところに関心がいきます。詳しい感想は後日まとめていきます。