Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 17回目の個展搬入日
普段から工房に出入りしている若いスタッフが3人、運送業者2人、それに家内と私の合計7人で、朝10時半より個展出品の運搬作業に入りました。今年の作品は厚板材が多く、ビニールシートで包んだ量が結構ありました。それらを積んでから、陶彫部品を収めた木箱18個を積みました。横浜の工房を出発したのが11時前でした。トラックと乗用車で首都高速を飛ばし、東京銀座のギャラリーせいほうに到着したのが12時でした。梱包を解き、梱包材は運送業者に預かってもらいました。スタッフたちと昼食に出かけたのは、3年振りになる銀座ライオンの本店でしたが、昨年まではコロナウイルス感染症対策で弁当を注文していました。午後1時過ぎから彫刻の組立てを開始しました。「発掘~崩層~」の設置場所に頭を悩ませました。自分が考えていたより作品が大きかったのでした。何とか収まりの良い場所を決めて、三層構造になる組立てをしました。その次に「発掘~灰壁~」を組立てました。今回小品は6点あり、それぞれを展示台に乗せました。照明は例年やってくれている後輩の木彫家にやっていただきました。彼を含めてスタッフたちがよく動いてくれました。搬入も搬出もスタッフたちの力を借りなければ、私には何も出来ません。私は自分だけでは何も出来ない作品を作っていて、毎年彼らのおかげで個展が成り立っているのです。それを私は17年間毎年やっています。これは幸運以外に何ものではないと実感しています。首都高速を走る車の中で、私は、あぁ今年も個展が出来て良かった!と呟いてしまいました。病気や事故があれば制作はストップするし、個展が継続できる保証はありません。協力を惜しまないスタッフたちが毎年いてくれるのも奇跡だし、私の健康も奇跡だろうと思っています。明日は17回目のオープニング。懐かしい人たちに会えるのが楽しみです。