Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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陶彫制作&叔母の墓参り
今朝になって叔母の墓参りに行けないかと家内が私に言ってきました。叔母は7月末に亡くなり、先月初めの葬儀に家内と私は出席し、その記録をNOTE(ブログ)に書いています。家内は叔母の納骨には用事があって行けなかったのを気にしていました。ちょうど秋分の日が近づいているため、今日は彼岸入りの日なので、私も快く付き合うことにしました。午前中私は工房に出かけ、陶彫制作をやっていました。陶彫制作は自分の都合で止めることは出来ず、成形をするにはちょうどよい陶土の乾燥具合になっているため、今日は3時間ほど集中して作業をしました。気候はかなり涼しくなって作業には絶好の気温になったので、気持ちよく成形をやることが出来ました。午後予定していた作業は明日に回すことにして、車で家内と川崎市高津区にある緑ヶ丘霊園に向いました。以前来たことがある霊園でしたが、私はほぼ忘れていて家内の記憶だけを頼りに墓参りを済ませてきました。緑ヶ丘霊園は川崎市が運営する霊園で、宗教に囚われずに埋葬が可能なようで、キリスト教信者である叔母の墓石には十字架の彫り込みがありました。私たちは日本式に線香を炊いてお参りをしてきましたが、さまざまな宗教が共存する日本では不思議な光景があると私は思っています。私は、死者を大切にするのは生きている私たちの心の安穏のためであり、そこに宗教は関係ないのではないかと考えています。宗教は、自分なりに納得の出来る自身の落日が迎えられるかを委ねるもので、自分の自由意志で選択できるものだろうと思います。墓参りは心が落ち着けば、それで良しとして、生きている私たちの心を整理していくものだと感じています。そんな死生観を私は持つに至りましたが、午前中にやっていた陶彫制作を考えると、死に対して達観も出来ず、やり残していることがいっぱいあるなぁとも思っています。