Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

陶彫制作&画廊、美術館へ
今日の午前中は工房に行って陶彫制作に勤しみましたが、午後は画廊や美術館に出かけて鑑賞の時間にあてました。家内を誘って、まず横浜の中心街にある画廊で開催しているグループ展を見てきました。そのグループ展は嘗て教員仲間だった人たちが参加している会で、その中の一人は市教育委員会指導主事になり、もう一人は横浜国大教授として美術教育理論に携わっている現役の人たちです。彼らと私は一緒に仕事をしていた時期もあり、私の東京銀座での個展にも来てくれているので、今日は私がグループ展に足を運んだのでした。教育的には重要なポジションで仕事をしていながら、創作活動を進めていくのは大変なことだろうと思っていましたが、国際的な社会状況により作品を通して主張したいテーマが、作家によってはあったらしく、今回の制作に繋がっていたように感じました。この画廊のある界隈は旧市民ギャラリーがあった場所で、私には懐かしさもありました。旧市民ギャラリーは現在、関東学院大学の新校舎が出来上がっており、その地上階にある新しくできたレストランで食事をとりました。大学はまだ学生を受け入れていない状況でしたが、時代が変わったことを知るには十分な環境変化でした。その後、家内と私は東京六本木に向かいました。サントリー美術館で開催中の「京都・智積院の名宝」展を見に行ったのでした。これは宗祖弘法大師生誕1250年記念事業として、総本山智積院宝物館を建設するために、その代表的な宝物をサントリー美術館に貸与する機会があり、貴重な作品が寺外で公開されるとあって私の心はざわめきました。とりわけ私の興味関心は、長谷川等伯一門による障壁画で、その大きさを知るにつけ、これはどうしても見たいと思っていたのでした。長谷川等伯は、狩野永徳との関係で狩野派のライバルとされた絵師であるのは、概案として私は知っていましたが、その詳細な点検をしてみたいと常々思っていたのでした。それも含めて障壁画の感想は後日に回したいと思っています。今日は充実した一日を過ごしました。