Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 制作&映画鑑賞の1週間
週末になりました。今週の創作活動の状況を振り返ってみたいと思います。彫刻家一本になって私は毎日工房に通い、ほぼ一日を工房で過ごしています。金曜日は映画を観に行ったので、工房には行かなかったのですが、鑑賞も創作活動の両輪のひとつと考えているので、毎日自分のやりたいようにやって充実した時間を過ごしていると言えます。まずこれを成すには健康であることが一番ですが、創作に対する意欲が衰えないことも幸福な状況を作り出していると思っています。現在の陶彫制作は同じサイズの立方体を作り続けているのですが、慣れているとは言え、小さな発見もあって決して退屈するようなものではありません。とりわけ彫り込み加飾にする文様のバリエーションは最近特に難しくなってきたように感じており、自分のカタチに対する展開の限界を更新する挑戦にもなっています。彫刻は精神の産物なので、このような挑戦は当たり前で、これがなければ緊張感のある作品は生まれません。今週はそんな陶彫制作をやりながら、火曜日の夕方には地元の公立中学校に行って会議をしてきました。私は校長を退いてから私の住んでいる学区の学校運営協議会に参加していて、多少でも学校運営に協力できればと考えているのです。水曜日の夕方は共済組合の健康保険から国民健康保険に切り替える手続きを区役所でやってきました。退職して2年が経っているので仕方ない処置だと考えました。昨日の金曜日は友人が映画監督を務めた映画「零落」を家内と観てきました。芸能界に高校時代の友人がいて、現在も彼とラインで連絡を取り合っているのは、なかなか愉快なことです。美大受験の時、同じ高校から予備校に彼と通った時間が甦ってきて、私にとってはかけがえのない青春の一コマですが、彼とラインしていると時間経過を飛ばして最近の話のような気もしています。今日は工房での作業中に建材店に板材を買いに出かけました。中規模の新作をそろそろ始めようと考えていて、それは私が建てた集合住宅の階段下スペースに置く作品でもあるのです。今週も充実した1週間だったと思いました。