Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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春分の日 制作&墓参り
今日は春分の日です。お彼岸の中日に当たり、墓参りをするのが習わしになっています。私も午前中は工房に出かけて陶彫制作に精を出していましたが、午後は家内と墓参りに出かけました。午前中工房での陶彫制作の間、家内は自宅でWBCのテレビ観戦をやっていて、盛り上がっていたようです。私が自宅に帰ると、家内は興奮冷めやらぬ様子で、日本の逆転勝利に歓喜していました。私は陶土の乾燥を恐れて作業に勤しんでいましたが、巷ではそれどころではなく人々が大騒ぎをしていた様子がテレビに映し出されていました。とくに今日は休日だったので早朝の野球中継にも関わらず、多くの人がスポーツに酔いしれていたようです。春分の日はいわゆる春彼岸でもあり、私たち夫婦は先祖への供養をやっています。相原の両親・先祖への墓参りは19日(日)に済ませていました。相原の墓は自宅近くの浄性院にあります。今日は家内の両親の墓参りに横浜市西区にある久保山墓地に行ってきました。久保山墓地は横浜では最も古い墓地で戦前からあります。私の母方の墓地もここにありますが、私は母が亡くなってからここには来ていません。家内の母方の墓地は奄美大島にあり、そこには遠方過ぎて行けないのです。先祖の供養は人それぞれの考え方があって、私たち夫婦はあまり熱心な方ではありません。春と秋の彼岸の時に花と線香をあげるくらいです。私は墓参りは生きている子孫のためにあると思っていて、そこで自分たちの気持ちの整理するのが目的と思っています。この季節の菓子について面白い話を聞きました。春彼岸で食べるのが牡丹餅でこし餡で作られています。秋彼岸で食べるのが御萩で粒餡で作られています。牡丹餅(ぼたもち)と御萩(おはぎ)は同じものと思っていた私は、その違いについて今更知ったことで妙に感心をしてしまいました。