Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 窯を心配した1週間
週末になりました。今週も朝から夕方まで毎日陶彫制作に邁進しました。春爛漫になり、加えて気候が心地よく、創作活動には最適の季節になったことを実感していました。朝9時に工房に入り、夕方4時近くまで陶彫制作をやっていて、自宅に戻ると夕食まで平面RECORDの制作を続けていました。それこそ朝から晩まで形態や色彩の追求に取り組んでいた充実した1週間だったわけですが、心配ごとがひとつありました。前回の焼成の温度が上がり切らなかったことで、業者に相談をしていました。どうやら窯内に張巡らされたヒーター線に問題があったようで、金曜日に3人の業者が工房に現れました。やはりヒーター線が一箇所切れていたことが判明し、その交換作業をいたしました。まだ試運転はしていませんが、おそらく来週早々に行う焼成は、うまくいくのではないかと思っています。今日は焼成のための下準備をして過ごしました。陶彫は最終工程で作品を窯に入れて完成します。窯入れは最重要な工程で、故障の原因を突き止めて、焼成が成功するまでは、心配は解消するものではありません。今週は読書にも時間を割きました。夜の時間帯にシュルレアリスムの思想を学びなおし、アンドレ・ブルトンの生涯について詳細な記録を読んでいました。それを各章ごとにNOTE(ブログ)に載せていました。私は日々自分の興味の対象について、手を動かし、頭を使っていて、飽きることのない時間を過ごしています。日々疲労を感じることはありますが、好奇心が勝ってしまうために、常に新鮮な気持ちに立ち戻ることができているなぁと思っています。幸福な時間とはこういうものなのでしょうか。これが長く続くように健康に留意してやっていこうと思っています。