Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

週末 初夏を思わせる1週間
週末になりました。今週の創作状況を書いていきたいと思いますが、今週は4月とは思えないほど気温が上昇し、初夏を思わせる1週間でした。工房での作業はやり易くなったわけですが、汗が出るようになり、服装は半そでのシャツに替わりました。陶彫作品の乾燥も早まり、その関係で制作サイクルが早めに回るようになりました。毎日朝から夕方まで工房で過ごしていると、制作に集中する時間も増え、夜はその疲れが出ています。睡魔に襲われながら夜の時間帯にやっているRECORDはかなり辛いものがあります。読書も難解な内容は厳しいなぁと思っていて、マルセル・デュシャンの創作ノートを読み取るのは少々無理があるかなぁと思うようになりました。この気温上昇は、飼い猫のトラ吉を眺めていると、その仕草でどのくらい身体に負担がかかっているのかが分かります。ただでさえ猫は寝てばかりいるのですが、床にゴロンと横たわる姿を見ていると、自分もこのくらい怠けていていいんだろうなぁと思っています。つい気候が良くなって制作に励みをつけたがるのは、自分の生真面目な性格でもあるのですが、軽い強迫観念もあるのです。というのは、今年の個展を意識するようになり、その前段階で設定する図録用写真撮影のことが頭を過るからです。今週も2回の窯入れと窯出しを行いました。次の窯入れ予定の作品も乾燥が十分に進んでいて、作品としては準備万端なのですが、最後の仕上げと化粧掛けの作業が追いつかないのです。なかなか充実している1週間ですが、ふと立ち止まりたくなる時もあり、一息つけるのはいつになるのだろうと思っています。