Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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ゴールデンウイークは創作活動
今日から5連休になり、観光地の混雑ぶりがテレビで報道されています。青葉若葉が美しい季節になり、天気も良ければどこかへ出かけたくなる気分もよく分かります。今までコロナ渦で観光が制限されていた状況があり、堰を切ったように皆旅行へ出かけるのだろうと察しています。私もゴールデンウイークしか休みが取れなければ、車の渋滞を見通して計画を練っていたはずです。今はゴールデンウイークも平日も変わらない生活なので、ゴールデンウイークは特別なものではなく、相変わらず創作活動に没頭しているのです。今日は後輩の彫刻家が工房にやってきました。彼は野外でアルミニウムの磨きをやっていました。木陰で電動工具を使う彼の姿を見ていると、いかにもここが彫刻の制作現場であり、工房が有効に使われているのが分かって、私も嬉しくなりました。私は新作の陶彫制作に尽きると言っていいほど、毎日陶土に向き合っています。このところ陶土の乾燥が早くなりました。私の作品は素焼きをせず、いきなり本焼きに入るので、失敗をしないためにもしっかり陶土を乾燥させないとダメなのです。先日書いた制作目標に従って、今月は焼成も含めて新作を完成させたいと願っています。工房内の気温が制作にはちょうど良い温度になり、朝から夕方まで心地よく制作に打ち込むことが出来ています。その分、疲労も溜まっています。夜は自宅でRECORDを制作していて、眠気に襲われることも暫しあります。仕事を退職すると暇が出来て、夜もよく眠れないという話を聞きますが、私の場合はまったく逆で、睡眠に入ると途中で起きることがまずありません。時折、彫刻をしている夢を見ていて、寝ても覚めても彫刻のことばかりに囚われている自分に苦笑してしまいます。師匠の影響だとは思いますが、木彫でキリストの磔刑像を作っている夢を見ることがあります。自分はキリスト教徒でもないのに何故でしょうか。師匠の仕事を見ていた記憶を辿ると、宗教とは別に彫刻的な興趣がそこかしこにあったせいかもしれず、そうしたことが夢に出てきてるのだろうと思っています。