Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 RECORD3ヶ月分の撮影
日曜日になり、今日は後輩の彫刻家が工房に来ていました。彼が先日まで制作に励んでいた中規模の彫刻の撮影を、懇意にしているカメラマンにお願いしていて、今日がその撮影日なのでした。今日は好天に恵まれていたので、野外工房で撮影し、昼食後は工房室内に移動して撮影をしていました。撮影は制作者自身がやるのではなく、専門のカメラマンにお願いするというのは、私の考え方でもあり、彼もそれに従っていて、多少費用はかかったとしても、撮影画像を大切にしているのです。彫刻は環境によって作品の質が違って見えるため、野外の光陰や室内の照明には気を使います。自分の撮影技術がプロ級でなければ、人に依頼するのは当然のことと私たちは考えています。今日は彼の作品撮影が中心の日でしたが、私もついでにRECORDの撮影をお願いしました。RECORDは今年の3ヶ月分を撮影してもらいました。RECORDは一日1点ずつ制作している平面作品ですが、毎晩食卓で作っています。絵の具を使っている時は、飼い猫トラ吉に邪魔されないようにガードしながら夢中で作っています。洗面所にパレットの絵の具を洗いに行く頻度が高くなると、私がテーブルを離れている間に、トラ吉がそこに飛び乗ろうと伺っているのです。絵の具はアクリルガッシュを使っています。絵の具は乾くと耐水性になるため常に洗わざるをえず、テーブルの下をうろついてるトラ吉との知恵比べになります。そんなことをしながらRECORDのアイデアを捻りだし、自分としては新しい発想で作っているつもりですが、やや限界も感じるようになりました。それでも毎回撮影のたびに、これからも頑張ろうと再三決心をしているのです。