Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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建国記念の日は展覧会巡り
今日は三連休の中日で、建国記念の日になります。昨日、窯入れをしたので今朝は工房に行って温度確認をしてきました。それから工房に出入りしている学生たちを3人連れて、横浜山手にあるギャラリーと横須賀美術館に車で出かけてきました。横浜山手にある西洋館のひとつにエリスマン邸があります。そこで私の嘗ての同僚が刺し子作品展をやっているので見てきました。彼女は教職を退職した後、緻密な刺し子作品を作り続けて、毎年個展を開催しています。私も同じ立場なので勇気づけられています。お互い頑張ろうと継続を誓い合って、エリスマン邸を後にしました。次に向かったのが横須賀美術館で、「HIRAKU」というグループ展をやっているので見てきました。そのメンバーの一人が染めのアーティストで、以前工房に出入りしていた私の教え子です。横須賀田浦の谷戸で芸術家コミュニティを形成している4人が作品を発表していました。彼女は染めの実験形式を作品化していて、染めによって変化する視覚や触覚に訴えたオブジェを展示していました。素材を染める過程で質が変容していくのは面白いなぁと改めて気づかされる場面があり、それによって染められた糸が天井から弧を描く姿は爽快感がありました。そもそも素材とは何かを問いかける意図が次へのステップに繋がるように思えました。今日は建国記念の日でもあるので、とりわけ横須賀美術館には家族連れが多く、昨日から始まった企画展「日本の巨大ロボット群像」展には、マニアックな鑑賞者がいたのではないかと察しています。私自身も日本の漫画に登場するロボットには関心がありましたが、展示方法には気を留めることもなく見飛ばしてしまいました。一応企画の面白さを考慮して図録を買い求めましたので、別稿を起こそうと思います。