Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

24’新報「評壇」より
ビジョン企画出版が刊行している新報には毎月「評壇」の欄があって、ここに毎年私のギャラリーせいほうでの個展の批評を載せていただいています。今月送られてきた新報に早速掲載されていましたので、引用させていただきます。「陶彫・『発掘』シリーズⅩⅥ。陶土を練り、四角い立方体に形作り、掘り(彫り)込み加飾を施し、乾燥させ窯で焼き上げた陶彫のピースを積み上げたり、円を作る様に並べたりして作品を構成していく。時間と手間がかかる作業と見た。また壁面を飾る月毎の色鮮やかな平面作品『RECORD』は毎日の作業、陶彫のイメージ作りのためにもう一つの表現手段なのだろう。いかようにもインスタレーションが可能のようで想像が膨らむ。」今年の個展は2年がかりで開催したもので、陶彫立方体は365点、RECORDも12ヶ月分を展示しました。これが私にとって完成形になりますが、昨年から始めたこの表現手段を昨年はどのように批評していただいたのか、昨年のアーカイブから引用いたします。「今回は、表面を文様で加飾した立方体151点(1月1日から5月31日まで日付入り)を創出。円形に積み上げながら並べ、とり立てて整然とした構成にしていない。~略~壁面には、アクリルガッシュの抽象画を、同じく日付入りで、5面151点掲出。従来と異なり、1日1点のペースで制作する運びを構想、絵画はそれが可能で実現しても、立方体は陶彫なので、遅れて纏めて作るほかなかったが、それでも1日1点と定めた処は新たであり、その点やはり大きく動いたと言っていいようだ。」この2年がかりで完成させた「発掘~記録~」は私の作品の中でも特異な位置にあって、これを完遂するために毎日工房に通ってきたのでした。そのルーティンは今も続いていて、作品が新作として新しい表現になっても、制作の姿勢は変えていません。私の生涯はこれしかないと言っても過言ではありません。