Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 素材のコラボレーション
日曜日になりました。日曜日には主に創作活動について述べていきます。私は陶彫という技法を使って彫刻作品を作っていますが、今まで作ってきた陶彫作品の中には、陶彫だけの作品や木彫だけの作品に混じって、陶彫と木彫を併用した作品があります。その他の素材は今のところ使っていないのですが、陶彫と木彫の併用だけでも、私にとっては常に素材のコラボレーションを考える上で重要な課題になっています。別の素材同士を共存させるには、それなりに理由が必要になります。土も木も自然から摂取したもので、双方ともほっこりした印象があるので、人工的に製造された物質よりは違和感がないことが大きいと感じています。さらに、私自身が素材を加工しやすいと考えている点もあります。陶彫は焼成という最終工程があって、作品の大きさが窯によって決められてしまいます。作品に大きな板材が必要だったり、長い柱が必要だった場合は、私は迷わず木材を使います。作品として陶彫と木彫を一体化を図るために、木による板材には砂マチエールを貼り付け、油絵の具を染み込ませたり、柱を彫ったものは表面を炙って炭化させる処置を施したりしています。とりわけ木材を炭化させると、陶彫との同化感が増してコラボレーションとしては最適な効果を齎せます。陶土も焼成によって窯内で石化するので、炎神による同化が私の心に響くのかもしれません。新作も実家を解体した時に廃材となった大黒柱を使っているので、これも表面を炙ってみようと思っています。素材のコラボレーションは、単一素材よりは多少冒険がつき纏いますが、面白い効果が出ると楽しくなることも事実です。私としてはイメージ優先で、陶彫で補えないところがあれば、積極的に木材を使っていきたいと考えています。