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週末 女子美祭に行った日
週末になりました。今日は工房によく出入りしている学生で、私の教え子でもある美大生に案内されて、女子美術大学の学園祭「女子美祭」に行ってきました。彼女は工芸学科で染織を学ぶ学生で、現在卒業制作に取りかかっています。女子美祭では注染という技法で作った作品を展示していました。卒業制作にも注染を使って大きな染物を仕上げようとしていて、大学が休みの週末には相原工房に来ています。そんな生真面目な彼女の姿勢を見ていると、その頑張りに期待したいと思っています。私は若い世代の作品を見るのが好きで、その可能性に未来を託しています。女子美術大学の特徴としては、日本画と染織に水準の高さが見られるかなぁと感じていますが、どうでしょうか。最近の美大生の傾向として、アニメーションに出てくるキャラクターの影響が見て取れます。影響を受けるのは決して悪いことではありませんが、キャラクター風になることで、創作行為が限られてしまうと考えるのは私の偏見でしょうか。昔から誰かの作品に似ているというのは、私にしてみれば避けたい対象でした。どこかで見たような作風と言われると、私は残念な思いがして、自分の個性とは何かを突き詰めてきました。勿論、自分の創作にも誰かの影響があり、どこかで見た情景が甦ることは多々ありました。その積み重ねが現在の私自身を作っているのは紛れのない事実です。そんな中でも自分なりの素材を選び、自分なりの理論を組み立てて、表現の取捨選択をしてきました。そんなことまで考えが及ばなかった学生時代は、兎にも角にも人体塑造に明け暮れていました。古来からの彫刻の基本をやっていることで、芸術思考が足りない自分を保つようにしていました。基本に忠実なのは創作意欲が湧くものではありませんが、あの頃はこれでいいのだと自分に言い聞かせてきました。美大の展示を見る度に、自分の学生時代と比較するのは、世相的にも意味のないことと思いますが、自己表現を追求するのは並大抵のことではないと改めて思い返してしまうのです。