Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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爪に付着している絵の具
先週末「発掘~混在~」の制作で砂マチエールに油絵の具を染み込ませた際、絵の具が手に付着しました。工房を出るときには、ブラシクリーナーを使って手を洗ったのですが、爪のところに付着した絵の具が残ってしまい、今だ汚れが取れません。職場で女性職員から指摘されて恥ずかしい思いをしながら、これは油絵の具です、と弁解しました。カッコいいですねぇ、絵を描いていらっしゃるのですか、と問われて、週末には作品を作っています、と答えました。スーツを着ているのに職人のような手で出勤している自分は、他人からどう見えているのでしょうか。陶土を扱っている時は手がガサガサになり、木材を扱っている時は手が棘で傷だらけ、砂マチエールを扱っている時は手がベトベト、そして油絵の具を扱っている時は少量の絵の具が付着したまま、それら全てが自作の制作工程で起こる困ったことです。おまけにスタッフを巻き込んで作る作品とはどんなものなのか、スタッフは若い女性が多いので申し訳ないと胸中で思いながら手伝ってもらっている次第です。