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三連休 絵画的作業 そのⅢ
ゴールデンウィーク前半の三連休最終日です。朝6時から工房で三層目となるドリッピングの続きをやっていました。「発掘~地殻~」は畳6枚にそれぞれ木彫による半立体を接着し、油絵の具で支持体を作り、さらに絵の具を撒き散らすドリッピングを施しています。今日は6点全ての側面にドリッピングをしました。片面をやったところで暫し乾くまで時間が出来ました。そこで家内を誘って車で美術館に行くことにしました。東京の町田にある市立国際版画美術館は、町田駅からやや高低差がある所を歩くため、車で行くのがいいと思っていたのです。開催していたのは「空想の建築」展。中世イタリアの画家ピラネージの作品が再見できるので、これは絶対に行こうと決めていました。休日のせいか多少混んでいましたが、じっくりと鑑賞する事が出来ました。感想は機会を改めます。帰宅してから再び工房に出かけ、途中だった作業の続きをやりました。作品の向きを変え、もう一方の片面にドリッピングをしたところで今日は夕方5時で終わりにしました。あとは絵の具が乾くのを待つことにします。ゴールデンウィーク後半の四連休まで3日間あるので絵の具がほどよく乾くのではないかと思っています。最後の仕上げ点検は5月3日の予定です。無我夢中で駆け抜けた三連休でした。その理由はここ一番の踏ん張りが作品の内容を左右すると思っているからです。後半四連休の作業は、料理で言えば最後の胡椒一振りといったところでしょうか。